過去問のすすめ
毎年2学期あたりから、中3の生徒さんや保護者様から「高校入試の過去問はいつ頃から始めればいいですか?」という質問をいただくようになります。
2学期に入ったら解いてみようと思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、まだ全ての単元を学んでいないために解けない問題が多いのであまりお勧めはできません。
「せっかく時間をかけて解いてみたけど全然点数が取れなかった。」では、自信を失うばかりでなく、今後のモチベーションが急降下してしまいます。
過去問を解くなら3学期に入ってから取り組もう。」とアドバイスしています。
この時期なら入試に出る単元はほとんど終っているでしょうし、冬休みを利用して3年間の総復習をしておけば、模擬テスト形式でも自分の力を試す事ができるからです。
最低でも2、3年分の問題を解いてみると、さまざまな要素を分析することができると思います。
見た目でも構わないので問題とその結果の特徴に目を向けてみてはいかがでしょう。
「記述が多い/少ない」、「ページ数が多い/少ない」、「苦手な/得意な単元からよく出る」、「時間は足りる/足りない」など、なんでもいいと思います。
特徴が見えたら自分の不利な部分を補うために何をすれば効果的かを考えて、それを練習する。
これが過去問を利用するときの方法のひとつです。
そうは言っても、生徒自身がテストをあらゆる切り口から分析をするのは至難の業。
ししかも何をどう取り組んでいくかは生徒さんによって違います。
それをさまざまな切り口から対策を立てて練習できるように支援するのが私たちの役目です。
三股学習塾では3学期に入ってから県立高校の入試対策を行います。
入試問題を分析して、出題傾向、出題形式、時間の使い方など、科目ごとの特長や課題を解説した上で生徒さんが練習できるように取り組んでいます。
傾向を分析し、自分の力を把握し、対策を立てて実行する。
志望校に合格することは大きな目標ですが、それと同時にこれからの人生で立ちはだかるハードルを乗り越えなければならないとき、大いに役立つ生き方も学んでほしいと思います。