究極の文武両道
最近何かとスポーツ界で騒がれている八村塁選手。
NBAで日本人初のドラフト選手としてご存知の方は多いのではないでしょうか。
バスケットボールに対する彼の素質に疑いの余地はないと思いますが、今回は大学のスポーツ事情についてお話します。
アメリカにはNCAA(全米大学体育協会)という機関があります。
NCAAはそれぞれの大学に事務所を構えていて、部活動に所属する学生の学業成績を管理しています。
大学側としては、選手が活躍して学校のランキングが上がれば知名度も上がるわけで、選手にはどんどん成長してほしいのが本音でしょう。
しかし、NCAAは第三者的存在。
単位がとれそうにない成績の学生は練習や試合の参加が認められないシステムになっていて、スポーツだけに専念させるようにはできていないのです。
たとえそれが将来有望なスター選手であったとしても。
つまり、NCAAはある意味文武両道の監視役を担っていることになります。
話は八村選手にもどりますが、彼の素晴らしい所はその学業とスポーツを両立させ、なおかつNBAドラフトで人生のチャンスを掴んだというところだと思います。
彼は高校生のとき、英語はあまり話せなかったそうです。
大学生活で勉学に励み、コーチやチームメイトから信頼を得た彼の軌跡には私たちの想像を超える努力の積み重ねがあったのではないでしょうか。
プロとしての彼の人生はこれからですが、今までの経験を糧に様々な試練を乗り越えていくのでしょうね。
心から応援したい人物の一人です。