子どもの質問には敬意を!
「わからないことがあったらなんでも質問してくださいね。」
生徒さんにはそう伝えるものの、彼らの立場から考えると疑問が浮かんでも質問するにはかなりの勇気が必要です。
ときには表情で訴えかけてくる子も・・・(笑)。
そんなときはこちらから声をかけるようにしています。
そうすれば一歩踏み出すきっかけになるようです。
「ここがわかりません。」というフレーズがほとんどですが、それでも大丈夫♪
質問のしかたはどうあれ、勇気を出してくれた子には敬意をこめて一緒に考えます。
だけど、問題のどの場面で躓いているのかを確かめないことには「かゆいところに手が届かない」状態に陥ってしまうので、いろいろなやりとりをします。
「問題文で意味がわからない言葉はある?」 「この言葉を式にするとどうなると思う?」 「〇〇は覚えている?」 などなど。
問題の形式や難易度など分類上の視点が数多いこともあり、質問対応にはカウンセリング的なスキルが必要です。
ときには自分で気づくことがあるので、あまり教えすぎないようにどんなヒントを出そうか探ります。
ヒントをもとに、自力で解けそうな気がするかどうかを確認した上で再びチャレンジ!
「あ!そうか!」 「おぉ~できた~♪」
ちょっとサポートしただけで解けた問題は、ほとんど自力で解いたのとさほど変わりはありません。
このような体験が多ければ多いほど自立した学習に近づけるのではないかと思います。